NICTから受注、JAXAに設置
低温−60℃〜高温+60℃の「温度サイクル試験装置」
結露フリー、ワイドレンジ、プログラム温調
FPSC subLOGO

2008年12月27日

試験装置の概要

2008年4月に、スターリング冷凍機を搭載した「温度サイクル試験装置」を製作して納入しましたので、ご紹介します。
本装置は、独立法人 情報通信研究機構NICTから受注したレーザリフレクタの熱環境試験用装置です。
冷却装置としてスターリング冷凍機80W型FPSCを2台搭載しましたが、冷却パワーに比べて断熱箱自体の熱負荷が大きく、サイクル周期が8時間程度になるため、耐久温度試験のような繰り返しサイクル数が多い場合の試験には向きませんが、温度精度が高く、結露しない環境温度試験装置として、小型で使い易く低価格に設計製造しました。
設置場所は、共同プロジェクトの独立行政法人 宇宙航空研究開発機構JAXAです。
試験内容は、プリズムの環境温度による温度勾配を測定するにあたり、ガラスの入射面に直径1.0 mmで穴開け加工し、直径0.5 mmのステンレスシース熱電対を差し込んで内部の温度を測定できるようにしました。そのプリズムを試験装置にセットし、+60℃〜−60℃の範囲で加熱・冷却試験が行なわれました。
その結果、温度上昇時と下降時にレンズ内部に温度勾配ができることが確認され、熱解析によって熱設計の妥当性を確認することができたと報告されました。

今回は「温度サイクル試験装置」をご紹介しましたが、ほかに「超低温恒温槽」、「凍結治療試験装置」、「冷却水試験装置」などの各種冷却試験装置を大学や研究機関、企業の研究所などから受注した実績があります。この経験を活かして、幅広い用途で受注生産して、温度品質の向上に貢献してまいります。
 

試験装置の特長

1.

ワイドな使用温度範囲:−60℃〜+60℃でデジタル温調

2.

窒素ガス充填式:槽内が結露せずに試験が可能

3.

新型冷凍機:最新のFPSCを搭載し、完全ノンフロンを実現

4.

プログラム温調:PCからの温度設定と温度モニターが可能

5.

ワークスペース:アルミ製試験台150×150mmに試料取付け可能

6.

コンパクト設計:試験槽の下に電装部を収納し、省スペースで、消費電力が少なく、液体窒素やドライアイスが不要

 

装置の外観 (テスト窓に断熱材装着した状態)
装置の外観
(テスト窓に断熱材装着した状態)

レーザ入射テスト用窓 (真空断熱光学用窓枠を取付けた状態)
レーザ入射テスト用窓
(真空断熱光学用窓枠を取付けた状態)
 

蓋を取外した状態

蓋を取外した状態

装置の主な仕様

・装置名

温度サイクル試験装置

・温度範囲

−60℃〜+60℃

・冷却方式

スターリング冷凍機(80W型FPSCモジュール2機)

・加熱方式

カートリッジヒータ(60W)

・温度制御

チノー製 KP1000
区間線形温度指定+PID制御

・熱伝達方式

フィン部への庫内ファン吹き付けによる強制空冷式
および、フィン部から試験台へ直接熱伝導式

・温度測定

Kタイプ熱伝対7ch
このうち、1chはΦ0.5mmステンレスシース熱伝対

・試験台寸法

アルミ製150 × 150 × 10 mm

・定格電力

約300W(AC100V〜AC240V)

・本体寸法

W660 × D623 × H580 mm

・製品質量

約45kg

・本体構造

外装:ステンレス板金、 フレーム:板金塗装

・断熱材料

発泡ウレタン

・作業窓

作業窓 レーザテスト用窓(本体正面の光学系は除く)
観察用窓(蓋中央に石英ガラス、庫内にLEDライト)

・安全対策

1.過昇温度防止検知(ソフト)
2.庫内温度ヒューズ、ヒータ温度ヒューズ(ハード)
3.漏電ブレーカ(電源スイッチ)

・装置価格

200万円(仕様によりご相談)

・オプション

移動用台車

 

各種試験装置の特注仕様も受注します。ご要望やご相談をお待ちしております。
お問い合わせ、お申し込みは、「お問い合せ」フォームまたは下記までお願いいたします。

 

お問い合せ先

 担当:藤野/齋藤
 〒959-0292 新潟県燕市吉田西太田2084-2
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